『古き良きアンティーク文具の世界』
『古き良きアンティーク文具の世界』(誠文堂新光社)
著者は、古文房具のコレクターのたいみちさん。
編集・デザインはKuff Luffさん。
撮影のためにスタジオに運ばれたたいみちさんのコレクションは、
どれもこれも可愛いなんて言葉では片付けられないものばかり。
ナニ?このマーク!? え〜っ!このデザインお洒落〜!! ん?これ、どうやって使うの?
大げささなケースだね! 大げさな説明が書いてあるよ!笑
この石みたいの何!? ( 消しゴムだよ〜、とか糊だよ〜という答えが返って来たりする ….)
えっ!!!まだ使えるの? なるほど… だから必要だったんだね〜!!
時代背景が文房具のデザインにものすごく影響していたり(戦時中の文房具には衝撃を受けます)、
多くの人に使って欲しいという企業の努力の跡が見え隠れしていて。
それを我々に説明してくれるたいみちさんのお顔には、古い文房具への愛が溢れていて。
(尋常ではない知識量と、面白い部分を見逃さない?気がついてしまう?たいみちさんの目はスゴイ!)
3人であれこれと話し合い、何日もかけて大切に大切に撮影をしていきました。
多くのものが手間をかけずに作られ、流行が終わるとポイッっと簡単に捨てられてしまう時代ですが、
いろいろな人の手に渡りながら時代を超えて生き残って今も大切にされているたいみちさんの古文房具のように、
この本も誰かの本棚のお気に入りコーナーに並びながら、
時々眺めたくなるんだよな〜なんて言われて大切にされる本でありますように。
ボコ
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こちらでは、イメージビジュアルを少しだけご紹介。(撮影を担当させていただいた喜びで …. )
本を開けば、文章での詳しい解説や細部の写真はもちろん、たいみちさんの対談、昔のカタログ、ショップや情報の調べ方など…. 本当に盛りだくさんの内容です!!